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情報ステーションの理念

地域活性で日本を元気に!


 情報ステーションの設立から8年が経ちました。僕らはいま、本気でまちづくりに取り組み、この国の未来を創っていきたいと思っています。 しかし、現状自分たちの力だけでは活動を続けていくことすら難しい状況に立っています。もし、この文章を読んで少しでも共感して頂けるのであれば、ぜひお力をお貸しください。

まちづくり団体として


 情報ステーションは、まちづくりの団体です。僕らはこのまちづくりの同義語として地域活性という言葉も使っていますが、 僕らは日本中の各都市・地域・まちが活性化される事により、日本全体を元気にしたいという想いで活動をしています。


 僕らが考えるまちづくりとは、「そこに住む人々が、自分の街に対して誇りと愛着を持ち、風土や歴史を元に、文化の創造と経済の自立を目指し続けること」です。 まちづくりの主体は【そこに住む人々】であり、【街に対する誇りや愛情】があり、【風土や歴史】を資源として活かしながら、【文化と経済の持続的発展】を目的としています。

交流空間としての図書館


 僕らは地域活性のために民間図書館を運営しています。そこは皆さんの交流の拠点となり、誇りや愛情を育むコミュニティとなります。 図書館は開かれたコミュニティです。僕らが運営する図書館の蔵書はその全てが寄贈いただいた書籍です。日々の運営は、多くのボランティアの方によって支えられています。 また、この図書館の利用にあたっては、簡単な会員登録で誰もが無料で利用することができます。これらのサービスを無償で提供するために、おもに広告主として事業を支えてくださる企業の方がいます。 本の寄贈・ボランティア・利用者・支援者。その全てにおいて制限するものは何もなく、誰もが参加することができる公共空間なのです。


 民間図書館には、地域の交流空間として重要な3つの役割があります。


 第一に、誰もが無料で利用できるという公共図書館としての役割です。図書館という名前だけで内容がわかり、誰もが無料で利用することができるという安心感から、 年齢や性別、職種を選ばず多くの人が利用しやすい空間になっています。


 そして、蔵書を寄贈で広く募る事により、誰もが図書館を創り、育てていくことに参加することができます。 自分が寄贈した本が書棚に並べられ、多くの方に喜んでもらえるのは二束三文で古本屋へ持っていくよりも気持ちが良いですし、図書館への愛着につながります。


 最後に、最も重要なボランティアが働く場所としての役割です。NPOが社会から求められる最も重要な役割はボランティアの受け皿です。 地域のために働きたい、誰かの役に立ちたいと思った時に、無理なく継続できる活動は非常に限られています。特別な技能を必要とせず、無理なく続けていける活動として図書館は気持ちよく働くことができる場です。


 僕らはそんな小さな図書館をたくさん作りたいと思っています。本を借りたり、世間話をしたり、ボランティアをしたりと毎日ついつい寄りたくなるような、 家でも会社でもない居場所として、誰もが家から歩いていけるぐらいの距離に図書館がある街を作っていきたいと思っています。

皆さんのご支援をお願いします。


 しかし昨年の震災以来、情報ステーションも倒産の瀬戸際に立たされています。NPO法人情報ステーションは年間約1000万円の予算で総ての図書館とイベントを運営しています。 関係する多くの方にご迷惑やご心配をおかけしつつも、あたたかく見守り、支えて下さる方々のお陰でこの一年は持ちこたえることができましたが、 地震による直接の被害は壊れた棚などの修理や補修で約30万円、震災により計画変更や延期を余儀なくされ、その為に余計にかかった費用が約210万円。 合わせて250万円ほどの予定外の支出が必要になりました。加えて、一昨年は400万円ほどあった寄附や協賛は10分の1にまで激減し、一般の企業であれば、とうに潰れていたかと思います。


 こんな状況ではありますが、今まで応援し続けてくださった全ての方の期待にこたえる為にも、今まで一緒に活動し汗を流してきた多くの仲間の為にも、 そしてなによりも僕らが暮らす街とこの国の未来の為に、今こそ本気でまちづくりに取り組む決意です。


 皆様のご支援を切にお願いいたします。


平成24年3月
情報ステーション 代表 岡直樹