イベント開催報告 11/14 船橋物語散歩

 皆さま、いつも情報ステーションへのご理解とご協力ありがとうございます。船橋で開催されたイベントのご報告です。

 2021年11月14日(日)、「東京物語散歩」の著者の堀越先生を迎えて、情報ステーションのイベント企画「船橋物語散歩」を開催しました。
参加者総勢13名。最高の好天に恵まれ、ビビット南船橋を定刻に出発、「稲妻のように」(渡辺真理子 1991年)に登場する石畳の歩道をはさんだ24件の商店街の入口を通過し、船橋港で広々とした海を見た後、海老川河口の水門の上の通路を抜けて排水機場に辿りつきました。物語散歩はいつも予想を超えてスリリングです!
そこから「君と奏でるポコアポコ」(水生欅 2020年)に登場する船橋市役所と消防署で少し休憩。近くにある太宰治の植えた(?)夾竹桃や川端康成ゆかりの「三田浜楽園後」を見学。さらに歩いて「きらきら眼鏡」(森沢明夫2015年)の舞台となった中華料理店「桃龍門」跡の前を通過して、「ふなふな船橋」(よしもとばなな2015年)の舞台となった海老川沿いの住宅街と川にかかる橋、太宰治の旧宅跡とゆかりの場所を訪ねました。
そこからは「課長の厄年」(かんべむさし 1992年)に登場する場所を90年代の住宅地図と現在の様子を比べながら歩くというマニアックな展開に。街の移り変わりを十分に体感した後、「シークレットハニー」(深見真 2012年)ゆかりの「ときわ書房」を見てJR船橋駅で中締め。残れる方たちで、「船橋北口みらい図書館」に移動して、情報ステーションのご紹介と交流の時間を持ちました。
 今回も堀越先生の「物語散歩」は、選ばれる作品や訪ねる場所はとてもユニークでミステリアス、お話の内容は充実していて、期待をはるかに上回る楽しい一日になりました。また、いつもながら参加された方々からも物語や場所について沢山の興味深い情報をいただきました。心より感謝です!

「大変勉強になりました」「船橋は長く暮らしてるのに知らないところがたくさんで驚いた」
「渡辺真理子さんを知ったのは嬉しい」「課長さんの厄年はオレだ」
「心の余裕が良い」「ビビットから船橋駅まで歩けるんだ!」「地域の描写がある本を図書館は集めるべき」
などなど参加した皆様の感想に励まされて、また次の「物語散歩」を企画出来たらと思っております。諸事情で参加できなかった皆様もその際はぜひご参加ください。お会いできることを楽しみにしております。


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